雨で開けた,6月
今日から6月,早朝今にも降り出しそうな、空を見て,早く散歩の以降と準備をしていたら,雨が降り出した。雨の朝,,お隣の紫陽花が,花を開きだして,雨には紫陽花,きれいな額紫陽花を,撮ってみました。 紫陽花 此花を見ると,シーボルトとお滝さんの悲しい話、(蝶々夫人のモデル?) 「紫陽花や 藪(やぶ)を小庭の 別座敷」 松尾芭蕉
「紫陽花の 末一色(すえひといろ)と なりにけり」 小林一茶
28歳のシーボルトは17歳の楠本滝と結婚。シーボルトは、お滝を心より愛し「決して彼女以外の女性を妻に迎えることはない」という手紙を故郷に送っていたのでございます。そして2人の間には娘(稲)が生まれる。3年後。伊能忠敬の日本地図の国外持ち出しの嫌疑で、取り調べの結果、間諜(スパイ)の容疑で、国外追放を言い渡されてしまった。当然ながら妻である滝も、厳しい取調べを受ける。
しかし、そこは蝶々同様、惚れた相手のために身命を投げ打つ覚悟くらいはできている。決して夫・シーボルトの不利になることは話さなかった。この時のことを取り調べた役人は、賛辞の念を込めて(歳若く美しいながらも肝すわり候)と記録に残しております。死ぬる覚悟でひとことも喋らず、根負けした役人が彼女を解放した。日本女性は命をかけて愛するのです。そして、その女の決意に、己の命をかけて応えるのが日本の男でした。国外追放となったシーボルト。
彼は、ヨーロッパで、日本の伝統・風習、植物・動物、美術・工芸を集めた「日本民族学の博物館」を建立し日本の素晴らしさを世界中に伝えたのでございます。日本からシーボルトが持ち帰った日本原産の花。「紫陽花」の学名には、国に割かれても、消えることの無いシーボルトのお滝への深い愛がこめられているのです。
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