2011年5月11日水曜日

国際森林年 2011


 3.11以降、地震の事で頭がいっぱいで,今年が,このような年だとは,忘れてました。
世界では、1990年から2010年までの20年間で、日本の国土面積の4倍にもなる広大な森林が失われています。そこで2006年、国連総会において「持続可能な森林経営」を目指すため、2011年を国際森林年とすることが決議されました。
「持続可能な森林経営」というのは少し難しい言葉ですね。簡単に言うと、森林が失われない状態を保ち、そこから得られる恩恵を将来にわたって受け続けられるように、森林を賢く利用していこうということです。「持続可能」という考え方は、英語では「Sustainability(サステナビリティ)」と表現されています。私は,昔から,木材資源の枯渇には仕事上大変危機感を持っており,各種の講演会や活動をしてきましたが,日本では,ほんの一部の針葉樹林を除いては,このような森林は、ありません、温帯広葉樹林の素晴らしい山林が在った日本の山を,全て丸裸にして,杉,檜の山に変えさせた,林野庁の責任が一度も問われず.今に至って、『森林に関わる代表的な仕事といえば林業ですが、いまは林業離れが進んでいます。また山村では高齢化が進み、身近な森に必要な手入れをすることもできなくなっています。適切な管理が行われなくなると、森林は本来の機能を発揮できなくなります。森林の機能とは、言い換えれば、森林が与えてくれる恵みや働きのこと。木材の生産はもちろんのこと、清水を生み出したり、豊かな生命を育んだり。また、木々が二酸化炭素を吸収することで地球温暖化を抑制したり、地滑りなどの災害を防いだりというのも、森林の重要な機能です。』このような事を言っても何の役にも立ちません.国連のテーマはForests for People(人々のための森林)」です。このロゴマーク、人が中心となって 世界の森林の持続可能な経営、保全などを考えようと訴えています。日本政府や,林業関係者は、日本の森林から広葉樹林を無くした事が一番問題だったのを忘れています。広葉樹林が、混在して残っていれば,森は,腐葉土のある.豊かな森でいられ,多くの虫がいて,小鳥や,小動物,大型の鳥、動物が,豊かに暮せていたはずです。今,山には,杉や,檜しか無く,新芽以外は食べられないので,鹿や,熊が,猪が,山を下りて,人里にエサを求めて出てきます.農地に電気柵をつけないと生産できない農業これも森の問題です.一度こんな話を樹望塾でしてみましょうか?

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